日々の嬉しいこと探し

5歳2歳0歳の3姉妹子育て日記

おばあちゃんの若かりし頃を知る


おばあちゃんがくれた着物がサイズがあわなくてしょんぼりしていましたら、
mosgreenさんがお仕立て直しのことを教えてくれました。



そして、自分ぴったりのサイズの着物にするために、生まれて初めて仕立て直しに出しました!!



いくつかある祖母の着物の中で、母が私に似合いそうだと選んでくれたのは、優しげな桜ピンク色のもの。




広げてみると、
なんかこれ色褪せてんのか?!仕立てしなおして着るほどなのかな😅?!
と、思いつつ、
大正8年創業の、「きもののたかた」さんにうかがいました。

 
事前に電話をして、お店にうかがいましたら、
伝えた記憶のない名前を呼ばれてびっくり。


mosgreenさんが事前にお店に電話を入れてくださっていたようで、
こんな高貴な老舗のお店に初めてうかがうドキドキ初心者にとって、
そのはからいは、じ〜んとしました😭❤️



しかしはいってるみると、なんとアットホーム♡で落ち着く。。。



そして仕立て直しができるか見ていただき。


丁寧に説明していただき、できるとのことでしたが、想像していたよりだいぶ高く🤣
(ちょっと旦那さんに言えない額っす)
全部ほどき直して、専属の職人さんがまた仕立ててくださるのだそう✨


中古で買った方がだいぶ安あがりか!と思ったけれど、
お茶道が大好きだったおばあちゃん。
あーちゃん(私)にお着物全部譲ろうね、と言ってくれたおばあちゃん。


だいぶ古いものだけど、干したりして大切にしてたみたいだよって母が教えてくれたもの。


気になってた色褪せのことをお店の方に聞くと、
「これは色褪せや焼けじゃないですよ!ぼかしですよ。
均一なグラデーションになっていて、かなりこだわって染められているものだと思います」


と、染めの技法のことも教えてくださり、色褪せじゃなかったのか!!
という気持ちと、着物ってつくるのにすごい工程があるのだなーと感激しました。


おばあちゃんが、若かりし頃、
この生地いいなと恋をして仕立ててもらい、それを着て人生を旅して、何十年の時を経てここにあるのだな、と思うと、



そんなお着物、お金に変えがたいなぁと思い、仕立て直しをお願いすることにしました😊


引き換え伝票にかかれたお品名の欄に
「江戸小紋長着」とかかれてまして、


それってなんなんですか?!


とグイグイ聞いてしまいました😂




そしたらこのお着物は、
伊勢型江戸小紋で、
七宝という地紋であること、
背の紋は、梅の花でとても珍しいここと、
先程話した、横ぼかし。
仕立て直す価値があるお着物ですよ。とのこと。



そして、わたしには何度教えてもらってもさっぱり見えませんでしたが、
地紋の中に「家内安全」と思われる文字?がはいってるとのこと。



それっておばあちゃんがそう願って、知ってて買ったの?と聞いてみたくなりました。



おばあちゃんは結婚してから、だいぶ苦労したと聞いていて、
今は亡きおじいちゃんともあまり仲が良くなく、長い間別居生活、ほぼ一人でうちの母を育ててきた、みたいな話を聞いたことがあります。


おばあちゃんはだいぶヒステリックなところがあって、おじいちゃんと仲が悪いのも、おばあちゃんが悪いのもあるよ、なんて普段思ったりしているのですけど、


着物を見ていると、
そんな表面的なおばあちゃんだけではなくて。
当たり前かもだけど、心から家内安全を願ってた。
きっと紆余曲折でとんとん拍子な人生ではなかったかもしれないけど。


この着物をつくった時代、おばあちゃんがまだ若かった私が知らない時代にタイムスリップした気がして。


この着物をつくったのはどんな時代だったの?
どんな風に生きていたの?


不思議な気持ちになりました。



それから、紋ってなんなんですか?と質問をしたら、
戦国時代の話から遡り、教えてくださいました。


なんかちょっとした博物館以上のお話で感無量!!…の間、
めいちゃんは3代目たかた様にぬくぬくと抱っこされて、
みきちゃんは、カラフルにぶら下がったたくさん帯紐をキラキラした目で見つめて、そおっとにぎにぎしたりして遊んでいました。



帰りの車の中で、
ちょっぴり涙が出ました。



うちは母子家庭だったので、
母は朝晩、仕事をかけもちしていて、
日々の暮らしはおばあちゃんとずっと一緒。
そんなふうに20年近くも一緒に暮らしていて、おばあちゃんのこと、なにも知らないなぁって。



仕立て直されたお着物姿を見たら、喜ぶだろうな。



卒業式、入学式、結婚式などずっと着れるお着物とのこと。


帯もどんなものでも似合いそうな色だし、
娘さんに譲ることもできますねと、おっしゃっていただいたし…

お着物にどんな願いがこめられているものか知りながら、入学式だからこれにしようかな、なんて思いながらきると、素敵ですよねっていうお店の方の言葉も思い出しながら。



あのお着物がどんな風に蘇るのだろう。



なんて浸りながら車運転してましたら、木枯らしに吹かれながら小走りしてるmosgreenさんとすれ違いました。笑



そういう時って、
車の中から、つい名前を叫んでしまうのですけど、聞こえないんですよね。
窓閉めっぱなしだし、音楽つけてるし、車たくさん走ってるし。笑


大きなひとりごとみたいになって、
3歳の娘に、
「遠いから、聞こえなかったね!!」
と優しく拾ってもらう私なのでした。笑



おしまい。笑