きもののたかた様にお願いしていたおばあちゃんのお着物、
先日、
すっごく綺麗になって、返ってきました!!
一つあった小さいシミもなくなっていて。
丈は、娘たちにも譲れるように少しだけ長めにしてもらいました🥰
何十年ぶりに蘇ったお着物。
初めて自分のために仕立ててもらったお着物。
感激〜🎊
ピカピカになって、綺麗なたとう紙につつまれて、おかみさんによって大事に運ばれてきたそれを見ると、
やはり心がウキウキと潤いました。
おかみさんは、とってもお話上手で、
着物や帯の知識について、
さすが!!!と惚れ惚れするほどに
教えてくださいます。
その時も、
そこにあった帯のことを聞いてみると、
「もう、話し出すと、うんちくがとまらなくてね」
と目をキラキラとさせながら、どれほど手がこんでつくられているのかを教えてくださいました。
着物や、着物の文化をこよなく愛してるのだろうなぁという姿に触れ、
なんというか。
なにかを愛でるということのエネルギーに触れて、すごくパワーがみなぎりました。
それとともに
古来からの受け継がれてきた美しい伝統に触れたことで、
わたしは平民から、上級階級な身分の階段をかけあがった気分にさせてもらいました。笑
女将さんがわたしの車にお着物を運んでくださった時、
わたしは、その洗車されてない小さな軽自動車を目の当たりし、
"これが綺麗に洗車されたミニクーパーだったら私って超かっこよかったのにぃ〜〜"
などと思いながら、
いつのものだかわからない娘たちのおかしのクズだらけの車内を見てさらに現実に戻され、
なんだか、いいお着物を着てそれっぽく装ったとしても中身がこれなんだと恥ずかしくなりまして、
その足で洗車に行き、ピカピカに吹き上げ、車内を隅という隅までバキュームしてあげました!🤣
そして、ミニクーパーだったらよかったのに、なんて思ってごめんね、と思いながら、共に帰宅しました。笑
(たしかにミニクーパーで颯爽と現れたら、やはりかっこよかったと思うのですが)
安かろうが高かろうが、
身の回りにいてくれるものをきちんと手入れして大切にする、愛して、魅力的なところを見つけてあげれる。
きっときっと、それこそが美しい人であるにちがいないっ!
今回着物のお仕立て直しを通して、
少しでも似つかわしい人になりたいと。
ひとつ、いいものに触れるとそれが連鎖していくきっかけをもらえたのだと、
思ったのでありました。
おしまい