いつからかわかりませんが、数ヶ月前かなぁ?
うちに6〜7センチくらいの蜘蛛さんが一匹住みついていました。
最初はこわがっていた娘は、
今日はあっちにいるね、どうやってあっちにいったんだろう?と不思議がって観察し、
特においだす方法なども知らないし、悪さもしないのでそのまま一緒に生活していました。
だいぶ長い間暮らしたので、変な愛着がわいていた蜘蛛吉。
人が近づいても怖がらずにのほほんとしてるんです。
昼もだいぶ見えるとこでカサカサしてるし…。
お風呂で服を脱ぐ時に、そこにいて、ぴたりと止まっているとなんか覗かれてるようで恥ずかしくなったりしていました。笑
そして、今日の朝はシンクに。
皿を洗おうとしても全然逃げない蜘蛛吉。
水がかからないようにそおっと洗うのですが、もう、ほんのちょっとしか逃げない。
そうか、私が近くにいるから固まってるのね、と思って、だいぶ時間をおいてもまだいらっしゃる。
さすがに、みきちゃんの水筒とかめいちゃんのマグマグとか洗いたいし、、
またそおっと洗い始めても、
蜘蛛吉は、壁の方にいけばいいものを、ちょい滑りしながら、シンク内をぐるぐると。
また時間をあけて、まだいるな、と出直したり、そおっと洗ったり。
そんなのを繰り返していると、
シンクをぐるっとつたった水がちょっとふれてしまって、もしかしたら洗剤の泡がかかってしまったのか、
ぎゅっとなって、うごかなくなってしまい…。
どうしよう!
と思って、泡だらけの手を洗うのをやめて、洗い物ストップ。
でかけて、3時間後帰宅するのも、うごいておらず。
あきらかに、亡くなってしまったかんじで、くたっとなってしまいました。
ごめんね、といいながら、
ティッシュにくるんで土に埋葬しました。
旦那さんに昼休みに、LINEしたらすぐ既読になったので、
くだらないかなぁと思いながら電話したら、うんうんと聞いてくれました。
そして、
「雲になったんだね」
といいました。
笑えませんでした。
皿あらいなんて後回しにすればよかったかなぁ、
驚かして逃げるように仕向ければよかった、
たかだか蜘蛛、と思われるかもですが、
なぜか悲しくて涙が出る。
しゃべらなくても、小さくても、
やはりなにかの命の終わりは、さびしく、つらいもの。
静かな昼間、私とめいちゃんと暮らしていた蜘蛛吉。
今日からいないかと思うと。
わざとじゃないんだよ、
ごめんね蜘蛛吉。