昨日長女みきちゃんが、絵本の動物図鑑に出てきたラクダのコブを指さし
「なんでこの人、ここ、なんでなん?」
と言った。素晴らしい目のつけどころにテンションがあがる。
「らくださんの背中がなんでぽっこりしてるのかってこと?」
「なんでぽっこりしてるのかということ」
「それはいい質問だね。お水がはいってるの」
残念ながら後から調べると脂肪だったようだ。
「なんで、なんで、お水が入ってるん?」
「らくださんは砂漠っていうところに住んでるの。砂漠ってわかる?」
「う〜ん、みきちゃんわからない」
「お水がないところ。お水がなかったら、どうやってお水を飲む?」
「なんで、お水飲むん?」
そうか、まずそこか。
「みきちゃんは、時々、のどが乾いて水ほしくならない?」
「ならない」
出鼻を挫かれた。
「なっとるなっとる。
いつものどかわいた〜水ちょうだいっていってるやん?それ」
「ならんよ」
…。
それから、のどが乾く話、水が大切な話、環境と生きる為の体のつくりなどを、長々と話して、聞き入る娘。
ひとつの好奇心から、たくさんの学び。
そして、聞かれて親も勉強である。
▶︎今日は模造紙遊び。
3年前に買った手形スタンプとペンと模造紙をバーンと広げて、好きなようにやっていいよ!と言うと目を輝かす。
しかしながら、意外とすぐ飽きた。
いつもはソファーやら床やらに書いてる好奇心はどこにいったか。
好きなようにやっていいよといいつつ、「あ!床にははみ出さんで!」とちょいちょい口を挟んでしまったのが災いしたか。
それとも、していいよと言われると失せる好奇心か。
次女の方が、紙をくしゃくしゃと長いこと楽しんでいる様子。
▶︎ ダイソーで買ってとせがんできた風車。
持ってみたり、土にさしたり、さわってみたり、角度を変えてみたり。
カラカラまわると笑って、そのあとも窓辺を見て長いことずっと気になっているようだ。
▶︎喜ばせようと一念発起して準備しても飽きることもあれば、
ほんの思いがけないことが心にとまることもある。
肩肘はらずに彼女たちの日々の好奇心を大切にしたい。
らくだの真似をして背中につめものをした、けがれない寝顔を見つめながらそう思う朝。
完